ワンデイシェフ・システムから見る「繋がり」

今日は勤務上休みでしたが、夜に会議があるため、その前にコミュニティレストラン「O+」に立ち寄りました。

その時に来店されていたお客さんから、面白い「繋がり」を聞きました。
おそらくそれは、ワンデイシェフ・システムの効果の1つなんだと思います。

その方は5月10日(月)に来店されました。
その時のシェフさんは、「なちゅ・きち・和音」さん。


「なちゅ・きち・和音」さんの時はあいにくの雨で、客足がいまいちでした。
しかし、その方は、10日に食べた料理が大変おいしかったということ、本日(13日)も来ていただいたそうです。

当然、日替わりシェフなので、今日は「なちゅ・きち・和音」さんではなく、「紅屋」さんでした。


ここでワンデイシェフならではのおもしろさだなと感じたのは、「他のシェフが、別のシェフのために客を呼ぶ」という現象です。

言い換えるなら、今回のケースの場合は、「なちゅ・きち・和音」さんから、「紅屋」さんへ、お客さんというバトンが手渡されたことになります。

このバトンをどう受け取るのか。
そして、次のシェフのためにどうバトンを渡していくのか。
これを考えずに独りよがりの料理を作ってしまうと、システムもお店自体もダメになってしまうのでしょう。


コミュニティの再生を目的に作られたワンデイシェフシステム。
それは自己実現の場や、地域の遊休人材の活性に目をむけられることが多いのですが、本当はシェフ同士がお客さんという優秀なフィルタを通して、「誰かのために・皆のために」自分ができる最大限の努力をするというところにも魅力があるのだと感じました。

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